意外!パチンコはほとんどが特許のかたまりだった!?パチンコと特許の密接な関係
「特許」についてはご存じでしょうか。
東京特許許可局、専売特許、特許権・・・などが思い浮かびますかね?
少なくとも特許は身近なものではないと思っている人が大多数だと思いますし、さらにいえばパチンコと特許にどんな関係が??と思われる人がほとんどではないでしょうか。
しかし、実はパチンコと特許には密接な関係があるんです。
というのも、パチンコは特許のかたまりなんです。
特許出願の件数でみると、パチンコに関する特許出願は1年間で10,000件以上なされています。ゲーム産業の特許出願の件数は1年間で約1,000件なので、パチンコに関する特許出願の件数はその約10倍となっており、いかにパチンコが特許と密接にかかわっているかが分かるかと思います。
ところで、特許とは‘発明’に対してなされます。
では、パチンコのどんな部分が発明として特許されているか分かりますか?
パチンコは特許のかたまりというだけあって、ありとあらゆる部分が発明として特許されているんです。少し具体例を説明します。
パチンコを打たれる方は分かると思いますが、ヘソに遊技球が入ると通常白保留が表示されるところ、赤保留が出現すると大当たりに対する期待感が高くなりますよね。これ、特許なんです。
どういうことかというと、ヘソに遊技球が入ると大当たり判定をするための乱数が取得されます。それを大当たり判定が行われる前(つまり、大当たり判定が保留されている状態)に先読みします。
つまり、大当たり判定が行われる前に大当たり判定の結果を事前に確認するんです。そして、その結果大当たりなら例えば90%で赤保留を出現させ、はずれなら1%で赤保留を出現させるように制御します。
このように制御されているから赤保留が出現すると遊技者は大当たりに対する期待感が高まるんです。
ランダムに赤保留が出現しても大当たりかはずれかとの関係がなければ意味ないですよね。保留の色で大当たりとなる信頼度を示すという制御を行うという点が発明で、その点について特許されているんです。
上記はパチンコ特許ほんの一例で、ほかにも役物の動きや遊技性(小当たりラッシュ、V確など)も特許となっています。
また、特許の内容は特許に関することを取りまとめている特許庁によって公開されており、下記のサイトで調べることができます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
公開されている特許に関する書類(公開特許公報といいます。)の中には、パチンコの中でどのような制御が行われているかが詳しく記載されています。例えばどうやって大当たりを決めているのか、パチンコの演出用ボタンを押す押さないで大当たりになるかどうかが変わるのか、確変時に保留が入った後、その保留が消化される前に通常に落ちたらどうなるのか、などパチンコを打つ人なら1回は考えたことあるようなことが詳細に記載されています。
もし気になるようでしたら暇なときにパチンコに関する公開特許公報を読んでみると面白いかもしれません。
以上になりますが、実はパチンコって特許と密接な関係があって、内部でどんな制御が行われているのか考えながら遊技するとより一層パチンコが楽しめるかもしれないという話でした。
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